FTX創設者Sam Bankman-Friedの修正ビデオ、ユーザーを詐欺サイトへ誘導

破綻した仮想通貨取引所 FTX の創設者で元 CEO の Sam Bankman-Fried の修正されたビデオは、ユーザーをだまして偽の仮想通貨をプレゼントし、資金を盗もうとしている可能性があります。週末にかけて、SBF になりすましたディープフェイク動画が Twitter で広まりました。偽のビデオをより信憑性のあるものにするために、詐欺師は Twitter の青いアカウントを使用して、SBF の実際のアカウントを模倣することに成功しました。

ビデオでは、Bankman-Fried は、典型的なプレゼント詐欺で暗号通貨を 2 倍にすることで、FTX の影響で資金を失ったユーザーに「補償」を提供しているように見えました。

「こんにちは、みんな。ご存知のように、私たちの FTX 取引所は破産しています。しかし、私はすべてのユーザーにパニックにならないように急いで通知します。損失の補償として、仮想通貨を 2 倍にできる景品を用意しました。これを行うには、サイト ftxcompensation.com にアクセスしてください。」

この詐欺は、Elon Musk の青い Twitter チェックマークを 8 ドルで販売するという新しいポリシーを表向きには利用しています。10 月末にソーシャル メディア プラットフォームを引き継いだ Musk 氏は、Twitter がブルー ティックを希望するユーザーに月額 8 ドルを請求すると発表しました。

「”ご希望のコイン枚数 “を下記専用アドレスに送信してください。翻訳を受け取り次第、すぐに希望額を返送します。プレゼント企画に参加できるのは1回だけです。お急ぎください!」とディープフェイク版SBFの偽アカウントが投稿した動画で語っています。

この動画は、詐欺のプレゼントに参加できる Web サイトにユーザーを誘導しました。Vice のレポートによると、問題のサイトは洗練されたデザインで、Bankman-Fried の顔と FTX のロゴが目立っており、プエルトリコの近くの島である Nevis の個人に登録されています。

ユーザーの資金を盗むために著名な仮想通貨の人物になりすますことは新しいことではありません。報告されているように、過去数年間、Tron の創設者である Justin Sun と Binance の CEO である CZ のディープフェイク動画が Twitter で広まっています 。

実際、詐欺師はより説得力があるように見せるために、聴衆が少ない普通の人 になりすまそうとすることもあります。