6月10日、韓国スマートヘルスケア協会と医療データの収集・分析プロトコルを開発するSL財団は、医療技術の革新と世界の公衆衛生の向上に焦点を当てた戦略的パートナーシップを構築する覚書(MOU)を締結しました。この提携は、人工知能(AI)、ブロックチェーン、マルチモーダル技術を活用した新たな医療プラットフォームの開発を目指しています。
韓国スマートヘルスケア協会は、韓国のデジタルヘルスケア分野をリードし、デジタル医療機器の開発を支援しています。会員には、ソウル大学病院、原州セブランスキリスト教病院、高麗大学安岩病院といったトップレベルの病院や、カカオヘルスケアなどの企業が含まれています。協会は、保健福祉部や科学技術情報通信部などの主要政府機関の支援を受けて運営されています。
この覚書に基づき、両組織は共同研究と商業化の取り組みに取り組みます。これには、マルチモーダル医療データセットの構築、説明可能AI(XAI)モデルのトレーニングプラットフォームの構築、医療分野におけるAIアプリケーションのマーケットプレイスの立ち上げなどが含まれます。
このパートナーシップは、AI搭載医療機器の開発、安全なデータ処理のためのブロックチェーンシステム、透明性の高いAIトレーニングプロセスも対象としています。SL Foundationのネイティブトークンは、プラットフォーム内のデータ取引に使用され、医療データ共有における分散型アプローチをサポートします。
この協定には、技術開発に加え、パーソナライズされた医療の進歩を支援し、医療研究の透明性を向上させるための学術的連携、共同研究プログラム、人材育成も含まれています。
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